変数とはデータを保存する箱
こんにちは、徳です。
デジタルDIYができるようコーディング・プログラミング・画像加工・動画編集などを本やYouTubeで勉強しています。
現在は初心者なので、とにかくゆっくり進んでいくと思います。
また、「間違っていること」や「こうした方が良いよ」などがあれば、コメントなどしていただけたら幸いです。
では、いきましょう!
GoogleAppsScript
今回は、
GoogleAppsScriptの変数
です。
GoogleAppsScriptでは、さまざまな処理を「計算」することによって行うことがあります。
この計算に必要なものの一つの
変数
について紹介します。

変数がないと計算結果を
そのまま次の計算に使用しないといけませんよね。
それではよろしくお願いします。
変数
変数とは

変数とは、
データを保存するための箱
です。
変数があることで、長い文字列や計算結果などのデータを箱に入れておくことができます。
保存する場所がない場合、
- その数字を覚えて、使用するときにその結果を入れる
- 再度使うときにもう一度式から入れる
のどちらかをする必要があります。

覚える機能のない電卓を使用している感じですね。
また、何度も使うことになる長い文字列や数字を何度も打っていると
プログラムはとても長くなり、読みづらい
ことになります。
そのため、
そのような文字列や数字を変数に入れて、短く簡潔にして読みやすいプログラムにする
ために変数を使用しましょう。
変数を宣言する
GoogleAppsScriptで変数を扱うにはまず最初に、
変数を作成する
必要があります。

まずは箱を作ることからです。
変数を作成することを、
変数を宣言する
と言います。
宣言の仕方
GoogleAppsScriptで変数の宣言の仕方は、
const
let
var
の3つがあります。
3つの違いは、
再代入できるか・再定義できるか
です。
一つづつ見ていきましょう。
const
const 変数名 = 値など ;
こちらは、
再代入できない・再定義できない
です。

他の値を入れられない定数のようなものです。
再代入できない
constは、再代入できません
つまり、
const number = 100; number = 200;
のように再度代入はできません。
再定義できない
constは、再定義できません
つまり、
const number = 100; const number = 200;
のように再度定義はできません。
let
let 変数名 = 値など ;
こちらは、
再代入できる・再定義できない
です。

他の値入れられるけど、
新しく定義したらエラーになります。
再代入できる
letは再代入できます
つまり、
let number = 100; number = 200;
のような再代入できます。
再定義できない
letは、再定義できません
つまり、
let number = 100; let number = 200;
のように再度定義はできません。
var
var 変数名 = 値など ;
こちらは、
再代入できる・再定義できる
です。

常に最後に指定した値がその変数の値になります。
再代入できる
varは再代入できます
つまり、
var number = 100; number = 200;
のように再度代入できます。
再定義できる
varは、再定義できます
つまり、
var number = 100; var number = 200;
のように再度定義できます。
どれを使うのか?
実際に使うのは、
基本const
再代入の可能性があるときだけlet
です。
つまり、varは基本使いません。
なぜなら、プログラミングではなるべく厳密にするべきだからです。
厳密にしないと、気づかないうちに変数の値が変化してしまい、間違った答えを出してしまいます。
そのため、なるべくconstを使い、再代入する可能性がある変数のみletを使いましょう。
では、なぜvarがあるのか?
では、使わないvarがなぜあるのでしょうか。
なぜなら、
letとconstは割と最近できた方
だからです。
それまではvarで変数を指定していました。
なので、今でも使われているvarがあるかもしれません。

しかし、いつかは使われなくなる可能性もあるため、varは使わないようにしましょう。
名前をつける
変数を使うとき、変数名を決めます。

箱の名前をつけないと、呼び出す時どの箱かパソコンがわかりません。
大事なことは、
他の人が見ても何が入っている変数かわかること
です。
プログラムは、一人で作るものだけではありません。
たくさんの人が共有して作るものもあります。
その時、他の人が見て何の変数かがわからないのは大変です。
わかりにくい
a・x
わかりやすい
tax (税率)・price (値段)など
変数名をつける時の規則
変数名にをつける時の規則があります。
- 使える文字は、英字・数字・アンダースコア ( _ )・ドルマーク ( $ )のみ
- 数字を最初の一文字目にはできない
- 大文字と小文字は区別される
- 予約語は使えない
ということです。
使える文字は、英字・数字・アンダースコア ( _ )・ドルマーク ( $ )のみ
使える文字は、英字・数字・アンダースコア ( _ )のみ・ドルマーク ( $ )のみです。

_・$以外の記号は使用できません。
また、
全て半角の方が良い
です。

全角を使用することはできます。
○
tax , apple_price
×
あ (ひらがな) , &% (_以外の記号)など
数字を最初の一文字目にはできない
変数名をつけるとき、1文字目を数字にすることはダメです。

1文字目にアンダースコアは問題ありません。
○
tax , _price
×
10tax
大文字と小文字は区別される
変数名は大文字と小文字は違うものとして区別されます。
つまり、
taxとTaxは別の変数になる
と言うことです。
予約語は使えない
GoogleAppsScriptでは予約語は変数名にすることはできません。
予約語とは、
役割の決まっている言葉
のことです。
○
tax , apple_price
×
false , return ,andなど
定義の仕方
変数の定義の仕方は、
そのまま = でつなぐ
だけです。
const tax = 0.1

これで、変数名taxに0.1を代入できました。
ここで使用した=は同じという意味ではありません。
GoogleAppsScriptで使用する=は、
左辺に右辺を代入する
という意味になります。
先程の例「const tax = 0.1」でいくと、
変数名taxに0.1を代入する
ということです。
右辺は代入する値
変数を定義するときに右辺に書くものは、
代入する値
です。
ここには、
数字・文字列・式
などを入れることができます。
const price = 100
let yen = “円”
var apple_price = 500 + yen
数字や式はそのまま入れれば良いです。
しかし、文字列の場合は、
” (ダブルクォーテーション)で挟む
必要があります。
変数の使用方法
変数を使用する方法は、変数の書くことでできます。
function myFunction() { const blog_name = "NoriBlog"; console.log(blog_name); }



このように変数の中身が表示されました。
まとめ
今回は、
GoogleAppsScriptの変数
について紹介させていただきました。
変数とは、
計算結果などを保存する箱のようなもの
です。
プログラミングに計算や条件分岐はとても重要なものです。
その計算結果を保存する場所がないと、毎回同じ式を入力することになります。
GoogleAppsScriptを使用する上で必ず使用することになります。
変数を作る方法は、
const
let
var
の3つがあります。

ただ、varは使わないようにしましょう。
また、変数名にはいくつかの規則があります。
- 使える文字は、英字・数字・アンダースコア ( _ )・ドルマーク ( $ )のみ
- 数字を最初の一文字目にはできない
- 大文字と小文字は区別される
- 予約語は使えない
ということです。
守らないとエラーになったり、読みづらいプログラムになってしまいます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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