雨でぬれた「ウォーターパネル」や左右を変える「反転」など
こんにちは、徳です。
デジタルDIYができるようコーディング・プログラミング・画像加工・動画編集などを本やYouTubeで勉強しています。
現在は、初心者なので、とにかくゆっくり進んでいくと思います。
また、「間違っていること」や「こうした方が良いよ」などがあれば、コメントなどしていただけたら幸いです。
では、いきましょう!
FinalCutPro
今回は、
エフェクト[ディストーション]
についてです。
水中で撮ったような動画や地震で少し揺れているような動画
のを見たことありませんか?
このように、レンズに少しの効果を入れたような動画に見せるのが、エフェクト[ディストーション]です。
それでは、よろしくお願いします。
エフェクト[ディストーション]
説明
ディストーションとは、
レンズにいろいろな効果を付けたように見せる効果
のことです。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
少しゆがみを入れる・雨でレンズがぬれている
などの効果を見たことありますよね。
特徴
ディストーションの特徴は、
- 状況を変えることができるものがある
- 魔法をかけたような効果がある
- 強すぎると内容よりエフェクトに目が行く
などです。
状況を変えることができるものがある
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/change.jpg)
ディストーションには、
- レンズが雨に濡れているように見せる「ウォーターパネル」
- 分厚いガラスを通して見る「ガラスブロック」
- 魚の目で見るような「魚眼」
などの撮った時とは違う状況に変える効果があるものがあります。
魔法をかけたように見せるものがある
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/distortion.jpg)
ディストーションの主な意味は
歪み
です。
この歪みを画面全体に入れることで、
動画がフニャフニャしているように見せる
効果があります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
スーファミなどのRPGゲームなどで、
魔法をかけたときのような感じです。
強すぎると内容よりエフェクトに目が行く
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/rain.jpg)
先ほども書きましたが、ディストーションとは歪みです。
この歪みが強すぎると、
元の動画が良く見えなくなる
こともあります。
なので、動画の内容をちゃんと見せるときには、あまり向きません。
種類
現在、ディストーションには、
の17項目があります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
いくつか見ていきましょう。
ウェーブ
全体的に歪みを入れる
効果です。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
文字にも使用することができます。
しかし、高さが短いと動きはあまり見えません。
インスペクタで、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/wave-inspecter.jpg)
Amount
歪みの強さ
Offset
歪みの補正
を変更することができます。
Amount
Amountは、
歪みの強さ
を指定します。
デフォルトは50.0であり、
0に近づく
歪みが弱くなる
100に近づける
歪みが強くなる
効果があります。。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
0にすると元の動画になります。
一部分のみにウェーブを入れたい場合、
入れない部分を0にして キーフレームを打ちましょう。
Offset
Offsetは、
歪みの補正
をします。
小さくする
あまり補正しない
大きくする
補正が強くなる
そうです。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
すみません。
こちらは今の私には、
あまり変化が見えませんでした。
スクレイプ
画面を斜めに歪める
エフェクトです。
インスペクタでは、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/sclape-inspecter.jpg)
Amount
歪みの強さ
Center
歪みの中心点
Rotation
歪みの角度
を変更することができます。
Amount
Amountは、
歪みの強さ
を指定します。
大きいほど、中心点ギリギリまで歪みがあります。
Center
Centerは、
歪みの中心点
を指定します。
中心点をX軸・Y軸で指定します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
ビュアで〇をドラッグするのと同じです。
Rotation
Rotationは、
歪みの角度
を指定します。
歪みを入れる方向を指定します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
ビュアで線をドラッグするのと同じです。
水中
水中で撮ったように見せる
エフェクトです。
インスペクタでは、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/underwater-inspecter.jpg)
Size
水たまりの大きさ
Speed
動きの速さ
Refraction
歪みの大きさ
Mix
元動画との合成度
を変更することができます。
Size
Sizeは、
水たまりの大きさ
を指定します。
値が、
Speed
Speedは、
動きの速さ
を指定します。
値を大きくするほど、水の動きが速く見ます。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
速すぎるとただ揺れているようにしか見えず、
水中には見えづらいです。
Refraction
Refractionは、
歪みの大きさ
を指定します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
0なら、元の動画と同じです。
Mix
Mixは、
元画像との合成度
を指定します。
デフォルトでは、エフェクト後の動画の透明度が100%のため、元の動画は表示されていません。
数値を下げることで、元の動画の透明度が上がっていき、両方が見えるようになります。
作り方
徐々にスクレイプ
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
今回は、徐々にスクレイプを入れてみましょう。
これを使うことで、斜めに少しづつ表示されていきます。
1、動画をタイムラインへ
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/shine-movie-timeline.jpg)
2、エフェクトを挿入する
「エフェクトブラウザ」→「ディストーション」→「スクレイプ」
2.1、タイムラインの上にある「エフェクトブラウザ」を選択
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/effect-brauzer0.jpg)
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/efect-brauzer.jpg)
こちらです。
2.2,「エフェクト」の「ディストーション」を選択
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/effect-distotion.jpg)
2.3、ディストーションの「スクレイプ」を選択
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/distotion-sclape.jpg)
2.4、「スクレイプ」を動画へ挿入
エフェクトは、そのまま動画やテキストに挿入します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
今回は、動画に挿入します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
これで、スクレイプが動画に挿入されました。
3、スクレイプの調整
ここからは、挿入したスクレイプの調整をします。
今回は、
徐々にスクレイプで動画を出現させる
ようにします。
3.1、動画の開始を設定
まず、開始時の状態を設定します。
3.1.1、中心点を右下へ移動
ビュアの、
中心点のマークをドラッグする
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/sclape-center.jpg)
ことで調整します。
デフォルトでは、真ん中に中心点はあります。
今回は、最初は動画はないようにするため、右下にドラッグします。
3.1.2、キーフレームを打つ
エフェクトを範囲を動かすため、キーフレームを打ちます。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/sclape-center-key.jpg)
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
今回は、中心点のみを動かすため、
Centerにのみキーフレームを打ちます。
3.2、動画の終了を設定
今回は、最後にエフェクトがなくなるようにするため、
終了時間を設定する
ようにします。
3.2.1、タイムラインを終了時間にする
終了時間の設定のため、タイムラインを動かします。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/sclape-end-timeline.jpg)
3.2.2、中心点を左上へ移動
先ほどと同じようにビュアの、中心点のマークをドラッグしましょう。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/sclape-end-center.jpg)
ことで調整します。
最後は効果はないようにするため、左上にドラッグします。
3.2.3、キーフレームを打つ
エフェクトを範囲を動かすため、キーフレームを打ちます。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/sclape-end-key.jpg)
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
今回は、中心点のみを動かすため、
Centerにのみキーフレームを打ちます。
4、完成
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
「スクレイプ」はテキストにも使用できます。
つまり、文字も同じように表示することもできます。
まとめ
今回は、FinalCutProXの
エフェクト[ディストーション]
についてです。
ディストーションとは、
レンズにいろいろな効果を付けたように見せる効果
のことです。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
エフェクトであるため、一つの動画全体に影響します。
一部分のみにしたいときは、Amountなどで調整しましょう。
ディストーションの特徴は、
- 状況を変えることができるものがある
- 魔法をかけたような効果がある
- 強すぎると内容よりエフェクトに目が行く
ことです。
項目の中には、
「水中」「雨が降っている」「地震」など
いろいろな状況に使えるものがあります。
一度試してみましょう。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
ちなみに私は取るのが下手すぎて、
ブレブレのため「地震」エフェクトを使う機会がありません。
もっと撮るほうも勉強していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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