FinalCutPro「エフェクト[ディストーション] ~カメラレンズにゆがみやねじれを入れた動画~」

FinalCutPro

雨でぬれた「ウォーターパネル」や左右を変える「反転」など

こんにちは、徳です。

デジタルDIYができるようコーディング・プログラミング・画像加工・動画編集などを本やYouTubeで勉強しています。

現在は、初心者なので、とにかくゆっくり進んでいくと思います。

また、「間違っていること」や「こうした方が良いよ」などがあれば、コメントなどしていただけたら幸いです。

では、いきましょう!


FinalCutPro

今回は、

エフェクト[ディストーション]

についてです。

水中で撮ったような動画や地震で少し揺れているような動画

のを見たことありませんか?

このように、レンズに少しの効果を入れたような動画に見せるのが、エフェクト[ディストーション]です。

それでは、よろしくお願いします。


エフェクト[ディストーション]

説明

ディストーションとは、

レンズにいろいろな効果を付けたように見せる効果

のことです。

徳

少しゆがみを入れる・雨でレンズがぬれている

などの効果を見たことありますよね。

特徴

ディストーションの特徴は、

  • 状況を変えることができるものがある
  • 魔法をかけたような効果がある
  • 強すぎると内容よりエフェクトに目が行く

などです。

状況を変えることができるものがある

ディストーションには、

  • レンズが雨に濡れているように見せる「ウォーターパネル」
  • 分厚いガラスを通して見る「ガラスブロック」
  • 魚の目で見るような「魚眼」

などの撮った時とは違う状況に変える効果があるものがあります。

魔法をかけたように見せるものがある

ディストーションの主な意味は

歪み

です。

この歪みを画面全体に入れることで、

動画がフニャフニャしているように見せる

効果があります。

徳

スーファミなどのRPGゲームなどで、

魔法をかけたときのような感じです。

強すぎると内容よりエフェクトに目が行く

先ほども書きましたが、ディストーションとは歪みです。

この歪みが強すぎると、

元の動画が良く見えなくなる

こともあります。

なので、動画の内容をちゃんと見せるときには、あまり向きません。

種類

現在、ディストーションには、

の17項目があります。

徳

いくつか見ていきましょう。

ウェーブ

全体的に歪みを入れる

効果です。

徳

文字にも使用することができます。

しかし、高さが短いと動きはあまり見えません。

インスペクタで、

Amount

歪みの強さ

Offset

歪みの補正

を変更することができます。

Amount

Amountは、

歪みの強さ

を指定します。

デフォルトは50.0であり、

0に近づく

歪みが弱くなる

100に近づける

歪みが強くなる

効果があります。。

徳

0にすると元の動画になります。

一部分のみにウェーブを入れたい場合、

入れない部分を0にして キーフレームを打ちましょう。

Offset

Offsetは、

歪みの補正

をします。

小さくする

あまり補正しない

大きくする

補正が強くなる

そうです。

徳

すみません。

こちらは今の私には、

あまり変化が見えませんでした。

スクレイプ

画面を斜めに歪める

エフェクトです。

インスペクタでは、

Amount

歪みの強さ

Center

歪みの中心点

Rotation

歪みの角度

を変更することができます。

OnePoint

Center・Rotationは歪みの中心と角度の設定です。

この二つは、ビュアーでマウスを動かした方がイメージしやすいです。

Amount

Amountは、

歪みの強さ

を指定します。

大きいほど、中心点ギリギリまで歪みがあります。

Center

Centerは、

歪みの中心点

を指定します。

中心点をX軸・Y軸で指定します。

徳

ビュアで〇をドラッグするのと同じです。

Rotation

Rotationは、

歪みの角度

を指定します。

歪みを入れる方向を指定します。

徳

ビュアで線をドラッグするのと同じです。

水中

水中で撮ったように見せる

エフェクトです。

インスペクタでは、

Size

水たまりの大きさ

Speed

動きの速さ

Refraction

歪みの大きさ

Mix

元動画との合成度

を変更することができます。

Size

Sizeは、

水たまりの大きさ

を指定します。

値が、

小さい

細かくなる

大きい

大きくなる

Speed

Speedは、

動きの速さ

を指定します。

値を大きくするほど、水の動きが速く見ます。

徳

速すぎるとただ揺れているようにしか見えず、

水中には見えづらいです。

Refraction

Refractionは、

歪みの大きさ

を指定します。

徳

0なら、元の動画と同じです。

Mix

Mixは、

元画像との合成度

を指定します。

デフォルトでは、エフェクト後の動画の透明度が100%のため、元の動画は表示されていません。

数値を下げることで、元の動画の透明度が上がっていき、両方が見えるようになります。

作り方

徐々にスクレイプ

徳

今回は、徐々にスクレイプを入れてみましょう。

これを使うことで、斜めに少しづつ表示されていきます。

1、動画をタイムラインへ

2、エフェクトを挿入する

「エフェクトブラウザ」→「ディストーション」→「スクレイプ」

2.1、タイムラインの上にある「エフェクトブラウザ」を選択

こちらです。

2.2,「エフェクト」の「ディストーション」を選択
2.3、ディストーションの「スクレイプ」を選択
2.4、「スクレイプ」を動画へ挿入

エフェクトは、そのまま動画やテキストに挿入します。

徳

今回は、動画に挿入します。

徳

これで、スクレイプが動画に挿入されました。

3、スクレイプの調整

ここからは、挿入したスクレイプの調整をします。

今回は、

徐々にスクレイプで動画を出現させる

ようにします。

3.1、動画の開始を設定

まず、開始時の状態を設定します。

3.1.1、中心点を右下へ移動

ビュアの、

中心点のマークをドラッグする

ことで調整します。

デフォルトでは、真ん中に中心点はあります。

今回は、最初は動画はないようにするため、右下にドラッグします。

3.1.2、キーフレームを打つ

エフェクトを範囲を動かすため、キーフレームを打ちます。

徳

今回は、中心点のみを動かすため、

Centerにのみキーフレームを打ちます。

3.2、動画の終了を設定

今回は、最後にエフェクトがなくなるようにするため、

終了時間を設定する

ようにします。

3.2.1、タイムラインを終了時間にする

終了時間の設定のため、タイムラインを動かします。

3.2.2、中心点を左上へ移動

先ほどと同じようにビュアの、中心点のマークをドラッグしましょう。

ことで調整します。

最後は効果はないようにするため、左上にドラッグします。

3.2.3、キーフレームを打つ

エフェクトを範囲を動かすため、キーフレームを打ちます。

徳

今回は、中心点のみを動かすため、

Centerにのみキーフレームを打ちます。

4、完成

徳

「スクレイプ」はテキストにも使用できます。

つまり、文字も同じように表示することもできます。

まとめ

今回は、FinalCutProXの

エフェクト[ディストーション]

についてです。

ディストーションとは、

レンズにいろいろな効果を付けたように見せる効果

のことです。

徳

エフェクトであるため、一つの動画全体に影響します。

一部分のみにしたいときは、Amountなどで調整しましょう。

ディストーションの特徴は、

  • 状況を変えることができるものがある
  • 魔法をかけたような効果がある
  • 強すぎると内容よりエフェクトに目が行く

ことです。

項目の中には、

「水中」「雨が降っている」「地震」など

いろいろな状況に使えるものがあります。

一度試してみましょう。

徳

ちなみに私は取るのが下手すぎて、

ブレブレのため「地震」エフェクトを使う機会がありません。

もっと撮るほうも勉強していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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