8mmや画質の悪いテレビなどわざと画質を劣化させた動画にする
こんにちは、徳です。
デジタルDIYができるようコーディング・プログラミング・画像加工・動画編集などを本やYouTubeで勉強しています。
現在は、初心者なので、とにかくゆっくり進んでいくと思います。
また、「間違っていること」や「こうした方が良いよ」などがあれば、コメントなどしていただけたら幸いです。
では、いきましょう!
FinalCutPro
今回は、
エフェクト[スタイライズ]
についてです。
現在の動画をあえて画質を劣化させて過去の動画のように見せる
のを見たことありませんか?
このように、動画の画質をいろいろな形でわざと劣化させるのが、エフェクト[スタイライズ]です。
これからよろしくお願いします。
エフェクト[スタイライズ]
説明
スタイライズとは、
わざと画質を劣化さえた動画にする効果
のことです。
特徴
スタイライズの特徴は、
- 他の機器で撮る・見るように見せる
- 完璧ではない映像ができる
- 種類が多い
ことです。
他のもので撮る・見るように見せる
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/8mm.jpg)
スタイライズは、
あえて画質を劣化させる
効果です。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
劣化させることにより昔の映像の様に見せることができます。
おもに、
撮る機器
見る機器
など録画した機材を変えて取ったように見せるものがあります。
完璧ではない映像ができる
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/puddle.jpg)
スタイライズは、
あえて画質を劣化させる
効果です。
そのため、
きれいに撮れた動画を、あえて完ぺきではない映像にする
ことができます。
おもに、
などがあります。
種類が多い
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/lot.jpg)
スタイライズは、
種類が多い
エフェクトです。
全部で、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/kinds.jpg)
29項目あります。
種類
現在、スタイライズには、
の29項目があります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
いくつか見ていきましょう。
スーパー8mm
スーパー8mmで録画したように見せる
エフェクトです。
インスペクタで、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/8-inspecter.jpg)
Amount
効果の強さ
Hue Bias
色相の傾き
Style
表示方法
Grain
ノイズの粗さ
を変更することができます。
Amount
Amountは、
効果の強さ
を指定します。
50.0
大きくするほど、
より8mm感が強くなる
ように見せることができます。
また、0なら効果はなしになります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
0とほかの数値でキーフレームを打つと、
だんだん効果が出るようになります。
Hue Bias
Hue Biasは、
色合いの傾き
を指定します。
25.0
動かすことで、色相が変化します。
Style
Styleは、
表示方法
を指定します。
Negative Stock
で表示します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
ReversalStockの方がより暗く見えます。
Grain
Grainは、
ノイズの粗さ
を指定します。
75.0
大きくするほど、
ノイズが荒くなる
ようになります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
0だとほぼノイズはないですね。
ハンドヘルド
手ブレの入っているように見せる
エフェクトです。
インスペクタでは、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/hand-inspecter.jpg)
Shakiness
ブレの強さ
Distance
動画の距離
を変更することができます。
Shakiness
Shakinessは、
ブレの強さ
を指定します。
20.0
大きくするほど、ブレが強くなります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
100にすると地震かの様に強くなります。
Distance
Distanceは、
動画の距離
を指定します。
30.0
大きくするほど、
動画がアップ
になります。
雨滴
雨が降っているときに水たまりに映ったように見せる
エフェクトです。
インスペクタでは、
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/start-inspecter.jpg)
Amount
効果の強さ
Drops
雨滴の数
Ripple Size
雨滴の大きさ
Flop Image
動画の反射
などを変更することができます。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
他にも「雨滴の落ちる角度」なども変化できます。
Amount
Amountは、
効果の強さ
を指定します。
100
大きくするほど、
反射していく
ように見せることができます。
26,27くらいまでは反射前も映っています。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
30ほどからは、あまり変化が私にはわかりません。
Drops
Dropsは、
雨滴の多さ
を指定します。
25.0
大きくするほど、
雨滴が多く
なります。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
0にすると、雨滴は落ちてきません。
Ripple Size
Ripple Sizeは、
雨滴の大きさ
を指定します。
2.0
大きくするほど、
雨滴が大きく
なります。
Flop Image
Flop Imageは、
動画を反射させるかどうか
を指定します。
チェックあり (反射する)
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
もともと反射しない、「Amount:0」なら
チェックはなくても変化ありません。
作り方
年季の入った紙から徐々に現代の映像へ
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
今回は、紙から最後にこの映像になるようにしてみましょう。
1、動画をタイムラインへ
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/shine-movie-timeline.jpg)
2、エフェクトを挿入する
「エフェクトブラウザ」→「スタイライズ」→「年季の入った紙」
2.1、タイムラインの上にある「エフェクトブラウザ」を選択
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/effect-brauzer0.jpg)
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/03/efect-brauzer.jpg)
こちらです。
2.2,「エフェクト」の「スタイライズ」を選択
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/effect-stylize.jpg)
2.3、スタイライズの「年季の入った紙」を選択
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/stylize-paper.jpg)
2.4、「年季の入った紙」を動画へ挿入
エフェクトは、そのまま動画やテキストに挿入します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
今回は、動画に挿入します。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
これで、「年季の入った紙」が動画に挿入されました。
3、「年季の入った紙」の調整
ここからは、挿入した「年季の入った紙」の調整をします。
今回は、
紙から徐々に現代の映像にする
ようにします。
3.1、動画の開始を設定
まず、開始時の状態を設定します。
タイムライン
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/start-timeline.jpg)
3.1.1、Mask Sizeを0にする
最初はただの年季の入った紙のようにするため、
MaskSizeを0
にします。
インスペクタ
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/start-inspecter-1.jpg)
ビュア
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/start-bue.jpg)
3.1.2、キーフレームを打つ
エフェクトを動かすため、キーフレームを打ちます。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/start-key.jpg)
3.2、途中を設定
次は、紙から動画を表示する部分を設定します。
タイムライン
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/middle-timeline.jpg)
3.2.1、Mask Sizeを50にする
紙から動画が表示されるようにするため、
MaskSizeを50
にします。
インスペクタ
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/middle-inspecter.jpg)
ビュア
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/middle-bue.jpg)
3.2.3、キーフレームを打つ
エフェクトを範囲を動かすため、キーフレームを打ちます。
Mask Sizeのキーフレームはついていると思います。
しかし、ここでAmountのキーフレームも打ちましょう。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/middle-key.jpg)
3.3、元の動画に戻る箇所の設定
今回は、最後には元の動画で表示するようにします。
そのため、
元の動画に戻る箇所を設定する
ようにします。
タイムライン
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/last-timeline.jpg)
3.2.1、Amountを0にする
元の動画に戻すため、
Amountを0
にする。
インスペクタ
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/last-inspecter.jpg)
ビュア
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/last-bue.jpg)
3.2.3、キーフレームを打つ
エフェクトを範囲を動かすため、キーフレームを打ちます。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
実際には、キーフレームは打ってあると思います。
しかし、確認はしましょう。
![](https://www.noriblogs.click/wp-content/uploads/2022/04/last-inspecter-key.jpg)
4、完成
まとめ
今回は、FinalCutProの
エフェクト[スタイライズ]
についてです。
スタイライズとは、
わざと画質を劣化させて古い動画のように見せる
エフェクトです。
![徳](https://www.noriblogs.click/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
エフェクトであるため、一つの動画全体に影響します。
一部分のみにしたいときは、Amountなどで調整しましょう。
スタイライズの特徴は、
- 他の機器で撮る・見るように見せる
- 完璧ではない映像ができる
- 種類が多い
ことです。
一度試してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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